千葉県冒険遊び場ネットワーク設立趣旨

2012年1月

冒険遊び場(プレーパーク)とは、1943年にデンマークで生まれた遊び場です。『子どもたちが自分の責任で自由に遊ぶ』をモットーに、大人が子どもたちの遊び場を見守る場です。

子どもの持つ遊ぶ力を最大限に生かせるように、プレーパークでは禁止事項をなるべく少なくしています。子どもの「あぶない、きたない、うるさい」を大人が口出しせずに見守るからこそ、プレーパークは子どもたちが生き生きと遊べる場所となります。活動形態は様々ですが、現在全国260カ所以上で展開されています(NPO法人日本冒険遊び場づくり協会による)。

千葉県では、県のタウンミーティングで子どもたちから出た「もっと自然豊かで、自由な遊びがほしい!」という意見を反映し、平成17年より「千葉県次世代育成支援行動計画」施策『まっ白い広場(プレーパーク)づくりモデル事業』として、市民協働のプレーパーク作りに取り組んできました。これまでに県や市町村との協働事業として7か所、そこから県内に遊び場の思いが広がり、平成22年には28ヶ所になりました。

「プレーパークに係る研修」も毎年実施され、市民団体、協働する行政も増え、遊びあふれる千葉県になりつつあります。千葉県次世代育成支援行動計画(後期計画)第5章「具体的施策の展開(III 地域)」にもプレーパーク事業について述べられています。「プレーパークに係る研修」は平成22年度から、千葉県健康福祉部児童家庭課から県内市民団体に委託して実施しています。研修会や交流会を通し、県内でプレーパークを運営している団体間、行政担当者とともに繋がりができてきました。

平成23年6月、これまでゆるやかにつながってきた千葉県内プレーパーク活動団体のネットワークをさらに広げ、充実した活動をしていくために、県内市民団体が協力して「千葉県冒険遊び場ネットワーク」を設立。千葉県冒険遊び場マップ を作成しました。

千葉県冒険遊び場ネットワークは、情報交換や合同の研修会を行い、各団体の課題解決や、それぞれの団体で得たことを他に生かしていくことを目的としていきます。また「横の繋がりがほしい、課題を解決したい」など、日々活動する中で感じているニーズについても出し合い、千葉県の地の利を生かした自然豊かな遊び場を、より魅力的になるようにしていきたいと思っています。

千葉県冒険遊び場ネットワークの活動として、以下を実施していきます。

  1. 千葉県「プレーパークに係る研修」の開催
  2. 千葉県内プレーパーク団体間、団体と行政間の情報交換と交流
  3. 新規プレーパーク開催に向けての支援
  4. その他

平成23年度には、市川市、八街市でも新たなプレーパークが誕生し、地域の子ども達の遊び場が増えました。子ども達の遊び場に関心がある方、身近な場所に遊び場を作ってみたい方、是非ご連絡ください。千葉県内のネットワークがサポートします。

chibabo.net@gmail.com


戻る